令和6年度 日本スポーツ歯科医学会認定マウスガード講習会を開催しました!

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令和6年2月23日(日曜日)神奈川県歯科医師会館501.502会議室において、令和6年度日本スポーツ歯科医学会認定マウスガード講習会が開催された。例年は2月11日の建国記念の日に行われているが、今年は会場の関係で23日の開催となった。こちらの手違い(会としてのデジタル化移行の試みを模索しており、今後より便利でスムーズな運営ができるように改善していきます!)もあり、受講者の人数は少なかったがその分、手厚い指導をすることができ「マンツーマンで教えていただけて、今回参加して得した気分だった」「質問にも丁寧に答えてもらってよかった」とのお声もいただいた。

講習会は例年通り理事長挨拶から始まり、「スポーツ外傷予防理論ーマウスガードの予防効果ー」の講義が1時間弱。今回は私、竹村が担当させていただいた。スポーツの意義や法的位置づけ、スポーツ歯科医学の目的、スポーツ外傷、スポーツマウスガード(MG)の定義と外傷予防効果・・・と多岐にわたる話で学生時代に戻ったような時間だったと思うが受講者の皆さんは熱心に耳を傾けていてくれた。今回の講習会では副理事長の栗原が「スポーツ外傷予防理論ーマウスガードの予防効果ー教育編」称し、スポーツ歯科にたいする現在の学校教育の状況、近年の歯科医師国家試験問題の解説もあり受講者の興味が深まったと思われる。このあと、常務理事の村松が「カスタムメイドマウスガード製作の実際」と称し、この後行われるMG製作実習の解説が行われ、各自自分の口腔模型を手にMG製作の実習へ移動した。

実習の間には常任理事辻村により、スマートプラクティスジャパンからお借りした最新の吸引機、ERKODENT社製「Erkoform3d motion(吸引成型機Vaccum)」を使っての実演講習が行われた。デジタルで処理され、簡単に均一な質の良いMGが作れる最新の機器に受講者のみならずスタッフも興味深く見入っていた。

午後からは実習の続き。バキュームフォーマーを使って自分用のカスタムメイドのスポーツマウスガードを製作した。受講者の中にはすでにマウスガードの製作経験がある方もいたが、講師からちょっとした注意点やワンポイントアドバイスをもらい、今後の製作に役立つと喜ばれた。最後は製作したMGを自分で実際に装着し、装着感を実感してもらった。実験的にいろいろな状況でMGを製作し、装着感の違いを感じてもらったり、調整の仕方により違和感、発音のしやすさが違うことも体感してもらった。

実習終了後、理事長嶋村から「様々なオーラルアプライアンス」の講演があり、MG製作のコツやスポーツ種目によるMGの違いなどの話があり、睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置など、この後3月9日に行われるオーラルアプライアンスセミナーの序章ともいえる話があった。

講習会の最後には、各受講者に修了書が手渡され、6時間に及ぶ講習会は終了となった。

お疲れさまでした!

受講者の皆様の明日からの診療に今日の講習会がお役に立つことを願います。

また少しでも多くの方にスポーツ歯科に興味を持っていただき、私たちと一緒に活動してくださる方をお待ちしております!!

 

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