令和6年度 第40回神奈川県歯科医師会野球大会の医療スタッフとして参加してきました!

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令和6年度 第40回神奈川県歯科医師会野球大会が7月25日木曜日から5週間にわたって開催された。

今年も私たち神奈川SHPと神奈川歯科医師赤十字奉仕団で救護担当を要請され、お引き受けしている。去年の惨事を踏まえ、今年は予選からすべての試合が茅ヶ崎市茅ヶ崎公園野球場で予定されている。茅ヶ崎公園野球場はあのサザンオールスターがコンサートを行なった、立派な球場。ベンチや室内ダグアウトがあり、もちろんロッカールーム、シャワーも完備されている。医務室もあるのもうれしいが、私たち救護班がが何よりうれしいのは、バックネット裏のクーラーの効いた部屋で野球を観戦、いえ見守ることができるということだ。

私は7月25日の大会初日と8月29日最終日に参加させていただいた。

初日の7月25日は5試合の長丁場。恵まれた環境での試合であったためか、去年より引き締まった好ゲームが多かったように思う。ゲームは7回まで1時間30分の時間制限があり、コールドゲームのローカルルールも規定されていた。暑熱対策も施され、3回ごとの給水タイムでは選手、審判ともに日陰に入り休憩と給水を行なっていた。

それもそのはず。7月25日は猛暑日。12時過ぎにはWBGT32.2℃、気温は34.9℃!!ご存じの通りWBGTが31℃を越えた場合は「危険」。外出は基本的に禁止、スポーツは中止が望ましいというもの。そのWBGTが32℃ということはかなり危険で注意が必要と考えられる。その上この計測はバックネット付近で行ったものでマウンド、バッターボックスではさらに気温が高いことは容易に想像できる。クーラーの効いたバックネット裏の役員室にいながらも緊張しながら、選手たちの1挙手1投足を見守る。

けれど気づいた。選手たちは1試合のみで終了だが、審判の方々は5試合こなさなければならない。見たところとてもお若いとはいいがたい(失礼!)ご年齢の方々(本当に申し訳ありません)何度か審判控室に足を運び、体調観察を行わせていただいた。幸いおひとり、暑さによる体調不良で早退されたそうだが、正しい自己判断をしていただきありがたかった。お話を伺うと先週までは高校野球の神奈川大会の審判に出ていたそうで、その体力、気力には頭が下がる思いであった。

 

 

試合も終わり、片づけに入っていると選手が動けないので来てほしいという要請が。救急バックをもって駆けつけると、両足がつって動けないでいる。経口補水液の給水とマッサージで少し緩解したということで大事には至らなかった。しかし、お話を聞いてみると試合途中から記憶がないとのこと!「気が付いたらマウンドにいて(ピッチャーを交代したようです)気が付いたらベンチに戻っていた」とおっしゃる。チームメイトもおかしな行動は見られなかったというが、中には彼のように自分でも気づかずに熱中症になっていた(筋肉のけいれん、つりも熱中症の一症状です!)選手もいたかもしれない。やはり夏の暑い時期のスポーツには注意が必要であると思った。

とはいえ9月の中旬になっても真夏日どころか猛暑日もみられる今年の暑さ。いつになったら涼しいスポーツの秋がやってくるのか!?

 

 

 

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