| 投稿者名: 竹村直美
令和6年9月22日(秋分の日)23日(振替休日)の2日にわたって、第13回全国歯科医師会野球大会が行われた。場所は昨年同様、大井ふ頭中央海浜公園野球場。私たちSHP.Dentかながわは去年に引き続き、神奈川県赤十字歯科医師奉仕団の皆様と一緒に救護要員として協力させていただいた。今年の参加チームは17の県、チーム。22日は4ブロックに分かれての予選トーナメントが行われた。神奈川県はCブロックで宮崎県に勝ったものの東京に負け、決勝トーナメントに進むことができなかった。
私が参加させていただいたのは2日目の準決勝、決勝。さすがにレベルが高く去年優勝した北海道が準決勝でタイブレークの末、長野に敗れた。もう一つの準決勝では岩手が東京を素晴らしい打撃力と守備力でやぶり、決勝は長野対岩手の戦いとなった。
決勝戦では素晴らしいプレイの数々、白熱した試合となった。2日にわたって多くの試合をしてきたとは思えない体力と気力に本業は何でしたっけ?と思ってしまう。私たち救護班もいつの間にか、単なる応援団として選手たちのプレイに見入ってしまっていた。(本当はいけないんですけど・・・)結果は5-2で長野の優勝となった。
選手の皆さんが閉会式のマウンドへ向かわれた後の岩手のベンチにマウスガードがおかれていた。(内緒で撮影してます)野球も口腔外傷の多いスポーツである。歯科医師の選手の皆さんが率先してスポーツマウスガードの普及に取り組んでいただけたら嬉しいと思う。
その後の閉会式では優勝の長野に優勝旗の授与が行われ、各賞の受賞者の発表と賞状等の授与となった。最優秀選手賞(新井桂二賞)は長野の渡邊選手に与えられた。彼は投手として準決勝、決勝を投げ、準決勝ではホームランを放つなど投打にわたる大活躍であった。(ホームランを打った後の確信歩きは大谷選手のようであった)
2日目の救護メンバーは4人。秋の素晴らしいお天気でWBGTも21,22℃という好条件のおかげか選手の皆様の日ごろの鍛え方が素晴らしいのか、(タービンの代わりにバーベルを持っているのかも?!失礼!!)一人の故障者、救護者も出ず、救護の仕事より野球観戦という感じであった。(これが一番望ましいことです!)
最後に日本歯科医師野球連盟会長 砂川稔先生のお言葉から。
この全国歯科医師会野球大会は2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災された地区への支援という目的で始まりました。その後の2016年の熊本地震でも野球を通じて支援を行ってきました。今回は今年1月1日に起こった能登半島地震への支援ということで
We are one team
We are unstoppable
We will overcome!!
という言葉をテーマに掲げています。今後も第1回のメッセージである「絆」を長く継承していきたいと思います。
ということでした。私は恥ずかしながらそのような大会の歴史は知りませんでした。ところが今回の支援を行っているその能登半島に9月、さらに台風による被害が追い打ちをかけています。今でも避難している方、ライフラインの復旧が行われず不自由な生活を送っている方が大勢います。自然や神様は何と厳しいのでしょう。けれど私たちは自分たちにできることをしていくしかありません。微力ですが私も復興Tシャツを購入させていただき、本当に微力ですが、能登の方々が1日でも早く元の生活に戻られることをお祈りさせていただきたいと思います。