オリンピックボランティアに参加してきました!(第2弾おもてなし)

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8月5日、今日からオリンピックボランティア本番です!近代五種競技は一日で5種目を行うものですが、本当はその前日にフェンシング総当たり戦があります。今日は武蔵野の森スポーツ総合スポーツプラザでのフェンシングです。試合が始まる前には場内が暗くなりプロジェクトマッピングのような光の映像が映し出され、観客がいれば本当に盛り上がるような趣向が凝らされていました。

フェンシング会場
本当はもっときれいです!

今回のオリンピックは無観客開催。このコロナ禍では仕方がないというか当然のことですが、57年ぶりに東京に誘致されたオリンピックを生で見たい!、オリンピックの雰囲気を肌で感じたい!!と思っていたのは私だけではないはずです。

何を隠そう私はスポーツ大好き、オリンピック大好き人間。バルセロナ五輪、長野冬季五輪をじかに現地で観戦して、この熱気や雰囲気は会場だからこそ味わえるもの、会場の熱気はTVでは伝わらないものです。試合はもちろんのこと、応援しているほかの国の観客と触れ合ったり、一緒に応援し合ったりすることもありました。また街全体がオリンピック開催に盛り上がり、海外からの観客たちは街に繰り出し日本の文化や、日本の人たちと触れ合ったりすることも日本で開催される醍醐味だと思っていました。

でもそれは夢と消えてしまいました。事前合宿で海外のチームを受け入れようと準備していた自治体の中にも合宿自体がなくなってしまったり、あっても選手と直接触れ合うことができなくなってしまいました。学生枠で会場に観戦に行けるはずだった地元の小中学生も観戦できなくなってしまいました。一体、誰のための何のためのオリンピック?開催まで何度も話題になり、私自身も自問自答してきた問題です。このオリンピックのためにそれこそ人生をかけてきた選手とそのチームにとっては何としてでも参加したいでしょう。心から参加させてあげたいです。でもそれがオリンピックなのでしょうか?実際に会場で興奮の中で競技を観戦し、自分もやってみたい、スポーツっていいなと思ってくれる子供たちがたくさん出てきてくれることを望んでいた私にはどうしても納得できないものがありました。「おもてなし」と言って誘致した東京オリンピックで「おもてなし」ができたのだろうか?

そんな気持ちを少し和らげてくれたのが、今回の近代五種競技の会場に飾ってあった、朝顔の鉢植えです。近隣の小学生が夏休み前まで大事に育てたものでしょう。会場の入り口、通路、そして前回紹介させていただいた観客席のピクトグラムにもなっていました。その鉢一つ一つにカードがついていて、「がんばってください」とか「めざせ金メダル」など書いてあります。もちろん海外の選手には書いてある言葉はわからないかもしれません。でも、きれいに咲いた朝顔は誰かの心にに伝わっているかもしれません。子供たちのひとりひとりのおもてなしの心が!

アサガオ鉢で表現された近代五種ピクトグラム
座席に座っている?アサガオ鉢

応援の気持ちは他にも見られました。東京スタジアムのボランティアの食堂は体育館で一人ずつパーテーションで仕切られています。その壁にはこれも地元の子供たちが書いたり作ったりしたものでしょうか、応援のポスターが貼ってありました。

東京スタジアムのボランティアセンターの壁にも今までの日本人選手の活躍の切り抜きが貼ってありました。それを見るといやでもわくわく感が盛り上がります!

ボランティアのお食事

これらの「おもてなし」や応援が少しでも選手たちに届き、応援している子供たちがこのオリンピックを通して、スポーツに興味を持ってくれたり、海外や世界のいろいろなことに目を向けるきっかけになってくれたらいいなと思います。

パラリンピックも始まりました。少しですが地元の小中学生たちが会場で応援できるところもあるそうです。会場の雰囲気、オリンピック、パラリンピックのすばらしさを生で感じてほしいと思います。もちろん感染対策をバッチリして!

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