オリンピックボランティアに参加してきました!(第1弾)

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2020東京オリンピック、近代五種競技のメディカルスタッフとして8月5日から7日の3日間、参加してきました。  

メディカルスタッフは競技場や練習場、医務室で待機して、選手が負傷したり体調不良になったときにサポートする医療スタッフです。今回は私のほかにSHP.Dentかながわのメンバー5人が近代五種競技のボランティアとして参加しました。

近代五種競技のピクトグラム
観客の代わりのアサガオ鉢によるピクトグラム

この近代五種競技というのを皆様知っているでしょうか?                          

近代五種競技は日本ではマイナー競技(失礼!)ですが、ヨーロッパでは「王族・貴族のスポーツ」、キング・オブ・スポーツと呼ばれ、多くのファンがいる競技です。一日で水泳(200m自由形)、フェンシング(エペ)、馬術(障害飛越)、レーザーラン(射撃5的+800m走を4回繰り返す)をするという競技です。一日のうちに多種の競技をこなす体力とそれぞれの種目にあった戦術理論と集中力を要求される過酷な種目です。今回の東京オリンピックでは日本から、男子の岩本勝平選手と女子島津玲奈選手、高宮なつ美選手が出場しました。

近代五種競技へのメディカルスタッフとしてはおととしのワールドカップファイナルをはじめ国内の大会、記録会に何回も参加しましたが、オリンピックは規模が違います。ご存じのようにIOCやJOCなどの大きな組織のもとに多くのスタッフ、ボランティア、選手団、VIPなど国内の競技大会とは比較にならない規模と複雑さです。そして今回はコロナ禍という未曽有の状況の中での1年延期、無観客開催と手探りの中での開催です。

馬術場
フェンシング場

8月4日、大会前日ではありますが会場別研修を行ないました。                        

場所は東京スタジアムと武蔵野の森総合スポーツプラザ。数日前までバトミントンやラグビーの競技が行われていた会場にプールと馬場、走路と射座を設営したのです。初めて会場を見た感想は「きれい!!」お上りさんのように歓声を上げてしまいました。暑い中、突貫工事で会場設営に携わったスタッフ、ボランティアには拍手です。    

この会場に20人ほどのメディカルボランティアのメンバーが集まり、当日の医務室、会場における待機場所の確認、患者さんの搬送経路の確認などを行い、その後アイスバス研修となりました。アイスバス研修は熱中症患者さんの体温を急激に冷やすために行う処置で、今回のオリンピックのように高温下での大会で熱中症患者が発生する可能性があるときには必要な対応となります。

アイスバス研修

2時間ほどの会場別研修が終わり、明日からは本番です!                             

ついに本番を迎える興奮のドキドキとうまくできるかの少しの不安を抱えて帰路につきました。

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