スポーツにとってのルールとは?

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2022北京冬季オリンピックでの熱戦が続いています。

2月7日、ジャンプ混合競技は今回のオリンピックで初めて採用された新種目です。日本は5日に惜しくもメダルに届かなかった女子のエース高梨沙羅選手、前日に金メダルをとって乗っている小林遼侑選手を含む4人で臨んでいました。トップバッターで登場した高梨選手は100m越えの大ジャンプ!個人戦でメダルが取れなかった悔しさを晴らして久しぶりにでた満面の笑顔でした。ところがその後、ウェアの規定ミスで失格。4人メンバーの2回ずつのジャンプの合計点で競うこの競技としては、高梨選手の得点が0になってしまうことは致命的です。しかしそれでもあきらめずに最高のジャンプを繰り出すチームメイトたちもすごいし、気丈にも2回目をしっかり飛んできた高梨選手もハンパない精神力です。結果は惜しくも4位でしたが、何とか巻き返しを図ろうと頑張るメンバーやチーム力は特筆すべきだと思います。

 

朝日新聞より

ここでスポーツにとってのルールです。

ルールとはスポーツに限らず、何かをするときに定められた規則やきまりだと理解しています。スポーツに関して言えばそれぞれの競技の中でルールが決まっていて、そのルールの中で選手が戦うことで、不公平が起こったり、危険にならないように定められているものだと思います。なので、厳しい言い方ですが今回の失格は仕方のないことで極めているアスリートとしてはあってはならないことだと思います。ただそれは応援してくれた人に申し訳ないとかそういうことではなく、ずっとこのオリンピックに向けてそれこそ骨身を削って努力してきた本人に対して、あってはならないのだと思います。どれだけの努力をしてきたことでしょう。毎日ボーっと生きている私などには想像もつかない日々だったに違いありません。それが実力で負けるのならあきらめもつくでしょうが、失格という結果では悔やんでも悔やみきれないことだと思います。

ドーピングも競技のうえでは大切なルールです。アンチドーピングに関する講習を受けた時にもドーピング違反の中にはうっかりドーピングというのがあると教わりました。故意にドーピングをするのはもちろんルール違反で失格になるのは当然です。ですがうっかりはドーピング違反になっている薬だとは知らないで服用してしまったり、時には違反薬物を外部から混入させられてしまうこともあるそうです。選手たちは漢方やサプリメントのように内容物のはっきりしないものは口にしない。飲み物や食べ物の中に薬物や異物を混入させられるかもしれないということから、食事中に席を立ったら残ったものは食べない、自分の飲み物や食べ物から目を離さないということに注意しているそうです。アスリート自身の細心の注意が大切ということでした。それほど気を使って選手は競技にかけているということです。

ましてや今回はオリンピックという大舞台。世界中の人が応援している大会です。選手もスタッフもこの一瞬にかけていると思います。オリンピックだけではありませんが大きな大会で、ルールや誤審などで涙をのんだ選手は多くいると思います。

人間のやることなので完璧はないとは思いますが、なるべく不公平や誤審、贔屓などがない状態で選手が思う存分戦い、実力を出し切って競技をしてほしいと思います。そして精一杯の努力と情熱を傾けて競技に臨んだことに対して、たたえ合い喜び合ってほしいと思います。

今回のジャンプ団体戦の失格に関しては日本だけでなく、なんと5人もの選手が失格になっています。競技を公平に行うためのルールによって競技を競う人がいなくなってしまいました。今後このルールの運用に関しては検討がされていくと思いますが、競技ルールはぜひ選手やその競技のためにあって欲しいと思います。

高梨選手がSNSの最後に挙げていた言葉が印象的です。

私が言える立場ではない事は重々承知の上で言わせていただけるなら(←全然言っていいです!)        どうかスキージャンプとゆう素晴らしい競技が混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であって欲しいと心から願います。

高梨選手にはぜひこの思いを胸に、今後も笑顔で競技を続けていってもらいたいと思います。

スポーツを心から愛する一人のファンとしての独り言です。

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