今では遠い昔のような、広島でのスポーツ歯科医学会

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スポーツ歯科医学会というのをご存じですか? 一年に一度、日本中のスポーツ歯科を学んでいる歯科医師をはじめ歯科衛生士、技工士たちが集まる学会です。  昨年12月5.6日、広島県で第31回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会が開催されました。

時はまだ2回目の緊急事態宣言が出る前、Go To トラベルでみんなで旅行をして、地域を盛り上げようなどと言っていた時期です。今では遠い昔のように感じますが半年ほど前のこと。開催地の広島は新型コロナウィルス感染者が0の状態で、全国的にも感染が比較的落ち着いていましたが、今後どうなるか状況が読めない中での開催でしたので、会場での参加とWEBでの参加両方を行うハイブリッド開催でした。

今回の学会のテーマは「ここにスポーツ心と体を活かす技あり!」です。コロナ禍で一年延期された、2020+1オリンピック、パラリンピックにむけて日々鍛錬を積んでいるアスリートたちを歯科の分野から応援しよう。その活躍を観て、自分たちもスポーツを楽しんでみようという人々を歯科の技で支えていこうという意気込みが感じられます。

会場はメインホールで行われる講演とポスター会場、企業展示と分かれており、WEB参加の方も多いため比較的すいている感じでした。

講演ではスポーツ外傷、特に顔や歯、頭に受けた外傷に対する考え方や対処法、外傷や脳震盪の予防に大切なスポーツマウスガードの設計や作り方などがありました。学術的なところから実践的な内容と多岐にわたっており、とても勉強になりました。

ところで、学会で地方に行くとやはりその土地の観光と食事は欠かせません。今ではとても憚れることですが、その時はGoToキャンペーン中ということもあり、私も一人ふらふら市内や厳島神社まで足を延ばし、カキや広島の味覚を堪能させていただきました。

早く思う存分、仲間たちと食事をしたり、旅行したりできる日がくることを心より願っております。

アナゴ丼
焼きガキ
原爆ドーム、修復中でした。

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