馬術最後の近代5種競技全日本選手権!

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2023年11月23日から25日にかけて第63回近代5種全日本選手権大会が静岡県御殿場で行われました。

このブログでも何度か近代5種競技のことは取り上げているので、ご存じの方も多いと思いますが、この競技は1912年のストックホルム大会でオリンピックの正式種目になって以来、すべてのオリンピックで開催されてきました。しかし2028年のロサンゼルス大会からは馬術競技を除外し、新たに障害物レースを取り入れることが決定されています。つまり、オリンピックに関しては来年のパリオリンピックが馬術を含む近代5種競技最後の開催になり、それに伴い全日本大会においても今回の大会が馬術を行う、最後の大会となってしまいました。オリンピック種目の中で人間以外の動物が関わるのは馬術と近代5種だけです。人馬一体となっての競技は興味深いものだっただけに残念です。

今回の大会、私たちSHP.Dentかながわからは3人のメンバーが参加しました。当会の品川は医科学委員長としての参加、当会会長の嶋村と私です。

24日金曜日、朝8時から各部署に分かれて作業開始です。医師の藤森先生による未成年者の健康チェックが行われ、その後男子水泳競技、男女フェンシングのランキング戦、男子レーザーラン競技と続きます。今回の全日本は来年のパリオリンピックの選考に大きく影響を与えるため、選手の皆さんは真剣そのもの。(毎回真剣でしょうが)この日のセミファイナルの結果で男子選手は8名に絞られ、残ったものだけが次の日のファイナルに進めるという厳しいものです。

男子レーザーラン予選

25日日曜日、朝からどんよりとした曇り空。気温は低く、寒い日です。雨が降って馬場があれないように祈るばかりでした。

オリンピックや国際大会に合わせて、すべての競技を一日で終わらせるため朝7:00から水泳会場で準備です。昨日から体調が悪く、せきが出るという女子選手の体調チェックを行い、様子を見ながらの出場許可という判断になりました。コロナを始め、感染症が蔓延している昨今、ほかの選手やスタッフのためにも出場の可否判断基準が必要かもしれません。

水泳競技が終わると選手、スタッフ、観客も車での移動。その後女子が馬術、フェンシングボーナスラウンド、レーザーランと立て続けに競技を行います。このスケジュールはオリンピックでもそうでしたが、国際大会基準で、観客が短時間で移動せずに楽しめる(応援できる)ためのものです。これは選手にとっては酷なもので、それぞれの競技の間が30分ほどしかない為、充分な休憩をとることができず、女子でも外で着替えてすぐ次の競技の準備をしなければなりません。前の競技の成績でフェンシングやレーザーランの順番が目まぐるしく変わるので、その確認や準備は選手はもちろんスタッフとの協力も大切です。

馬術会場救護

フェンシングボーナスラウンド

午後からは男子の馬術、フェンシング、レーザーランと続きます。

結果は女子は才藤選手、男子は佐藤選手が優勝しました。今までの成績と今回の上位の選手からパリオリンピックに行く選手が今後選ばれる予定です。

最後になりますが、今回の大会は全日本選手権です。種目によってはテレビ放送されたり、何万人もの観客が応援に行くようなものです。そして今回の選手の中から確実に何人かがオリンピックに出場します。それなのに、メディアの取り上げ方が小さいこと!次の日の新聞のスポーツ欄の下の方にも残念ながら載っていませんでした。もう少しマイナースポーツ(失礼!)にも光が当たって、多くの人に選手たちの頑張りが届くといいなと思いました。

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