| 投稿者名: 竹村直美
バスケットBリーグが発足して、早5年。B1チャンピオンシップ2020-21も大詰めを迎えている。神奈川県歯科医師会が協賛した横浜ビー・コルセアーズは8位とチャンピオンシップ大会に出られなかったが、川崎ブレイブサンダースはチャンピオンシップ大会で準決勝まで進んでいる。
昔から中学、高校の部活として人気が高いバスケット部だがそれを不動のものにしたのがこのBリーグの存在。そして最近では八村塁選手や渡辺雄太選手のNBA進出で人気にさらに拍車がかかっている。
2021年5月19日の朝日新聞によれば、バスケット選手の育成は「アメリカ型」と「ヨーロッパ型」があるという。従来のミニバスから始まり高校、大学で選手を育て、スカウトの目に留まってプロに行くのが「アメリカ型」。トップチームの下に世代別のアカデミーがあり、そこでプロ選手を育てるのが「ヨーロッパ型」だという。
いずれにしても小さい時からバスケに親しみ、プロを目指す選手は今後も後を絶たないだろう。
そこで、気になる統計が出てきた。
日本スポーツ振興会の学校管理下の災害、令和2年度版で歯牙破折の件数は中学高校ともバスケットが第一位となっている。中学の部活別では歯牙破折524件中バスケ部は151件。バレーボール部70件、サッカー部66件、テニス部57件、野球部47件を大きく上回っている。高校でも歯牙破折775件中、バスケ部は160件と断トツ1位になっている。
安全にスポーツを楽しむためにはけがは避けなければならない。またトップアスリートでは、けがによるチームからの離脱、そして復帰までの時間、けがによる恐怖心は次のプレーを委縮させプレイの上達を妨げる。
そこで、スポーツマウスガード(MG)である!!
スポーツ中のけがは避けようとしてもなかなか難しい。ましてやバスケのように10人の選手が入り乱れ、激しいプレイをするのであれば歯および口腔の外傷を予防するにはMGが最適である。MGは装着が義務化されている競技もあるが、今のところバスケは推奨レベルである。プロの選手でもMGをしてプレイしている選手はまだ少ない。しかし上記の統計を見ても、バスケプレイ中の口腔外傷のリスクが高いことはわかっている。学生時代からバスケをするときはバッシュを履くのと同時に口にはMGを装着するのが当たり前になってほしいものである。そのため我々SHP.Dentかながわではプロの選手、神奈川県の高校バスケット部の部員の皆様にMGを提供できるように努力し、MGの装着啓蒙に今後も務めていく所存である。