| 投稿者名: 竹村直美
さる11月18日~19日、福岡県福岡歯科大学50周年記念講堂にて、第34回日本スポーツ歯科医学会が開催された。今回18日9時から第37回JASD認定研修会が総会に先駆けて行われたが、会場である福岡歯科大学が福岡空港から1時間ほどかかるため、17日から福岡入りする2泊3日の日程となった。
私は17日午前中の飛行機で福岡入りしたため、この日は福岡観光に充てることにした。
(この日はかなりの悪天候で午後からの飛行機が欠航になったりして、新幹線を乗り継いで博多入りしたメンバーもいた)
まずは九州出身の同級生から、福岡に行ったら必ず食べてほしいと言われていたうなぎ屋「吉塚」へ。その後福岡の街散歩で「櫛田神社」をお参りして、太宰府天満宮へ。訪れた17日は古代米の梅が枝餅の日ということで一か月に一度、少し紫色の梅が枝が食べられるということで古代米の梅が枝餅を、お店を変えて2個いただきました。夜は高校時代の友人と久しぶりに会食。おなかはいっぱいになりましたが、やはり締めは豚骨ラーメン!ということで福岡駅へ。駅の2階には10件以上の福岡有名ラーメン屋さんが軒を連ね、10時過ぎまで営業していました。
次の日からはメインの学会です。朝9時からJASD認定講習会。今回の内容は盛り上がったFIBAバスケットボールワールドカップのデンタルアドバイザーとして参加された月村先生のお話とテコンドー競技でオリンピックに出場している濱田兄妹に実際のアスリートしての活動をお話しいただくというものでした。
アスリートの方のお話を実際に聞くことはとても有意義です。
午後からは「九州地域のスポーツデンティストの活動と課題」と題したシンポジウムがあり、スポーツデンティストとして幅広く活動している先生方の実際のお仕事と問題点が語られました。スポーツデンティストとしてスポーツに関わっていく中で組織の重要性、医科との連携など私たちSHP.Dentかながわのメンバーも日々感じていることが多く、全国のスポーツデンティストがみんなで協力、連携してスポーツ歯科を発展させていかならければならないと強く感じました。
そのあとの特別公演は医科との連携が必要な「睡眠時無呼吸症候群」についてです。アスリートにも多く見られる「睡眠時無呼吸症候群」について学びました。
夜は学会の懇親会の後、SHP.Dentかながわのメンバーで懇親会がありました。
博多の居酒屋さんで九州のおいしいもの満載のコース。
馬刺し、イカの活け造り、もつ鍋など堪能しました。
学会2日目はスポーツの中で事故が多いと言われている柔道についてです。「柔道外傷とスポーツ歯科」ということで講道館の館長の上村さん(柔道をやっている方々にとっては神様のような存在のようです)やパラ柔道でパラリンピックに出場された初瀬選手、柔道に関わる歯科医師と様々な立場からのお話を聞くことができました。私はその中で、「柔道の受け身をしっかりと習得することで転倒や事故の時に自分の身を守ることができる。柔道を事故の多いスポーツととらえるのではなく、事故から守るスポーツとしたい」という言葉が残っています。
今回の学会でも、このほかにもDTセミナー(技工士さんのためのセミナー)、SDHセミナー(スポーツ歯科衛生士さんのためのセミナー)、一般口演、ポスター展示と多くのセッションが行われています。今回の学会にSHP.Dentかながわのメンバー12人が参加しています。日々研鑽を積んで活動に役立てていきたいと思います。
(今回のブログは九州のおいしいものの食レポのようなものになってしまいました。失礼いたしました。)