神奈川県歯科医師野球大会 準決勝at茅ヶ崎球場

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令和5年8月31日木曜日、神奈川県茅ケ崎公園野球場にて神奈川県歯科医師野球大会、準決勝が行われました。試合は横須賀フェニックス(横須賀)VSアンテロープ(川崎)の1つのみ、もう1つの準決勝ジークス(相模原)VS茅ヶ崎ZEPHYR(茅ヶ崎)は相模原のメンバーが集まらず茅ヶ崎の不戦勝となってしまいました。日々の診療に忙しい歯科医師の皆さんで9人のメンバーを集めるのも大変なようです。(後でお聞きしたら、診療所勤務の技工士さん、衛生士さんの参加もOKなようです。我こそは!という方は来年から参加してみたらいかがでしょうか!?)

1回戦,準々決勝に続き、SHP.Dentかながわから救護要員として参加させていただきました。

8月最終日とは言えまだまだ残暑厳しい今年の夏。選手の皆さんも気力、体力、技術のほかに暑さとの闘いとなる一戦でした。ただ1回戦の平塚(河川敷・・・失礼!)球場と違い、茅ヶ崎公園球場は立派な設備を備えており、私たち救護要員も役員の皆様と共にクーラーの効いた役員室からの見守りとなりました。選手の皆さんも日陰のダグアウトがあるので、かなり戦いやすかったのではないでしょうか?やはり、日陰で休めるというのは助かると皆さん口をそろえていました。そのおかげか今日は熱中症も外傷もなく、救護としてはありがたい一日でした。

さて、試合はさすが準決勝、ここまで勝ち上がってきたチーム同士ということで引き締まった投手戦で始まりました。しかし暑さと疲れからかバッテリー、守備の乱れも出始め、点の取り合いの流れになりました。ヒートルールということで2回の休憩タイムを挟んで1時間の時間制限ルールのあるこのゲーム。最終的には  17対10で川崎の勝利となりました。

役員室でお会いした神奈川県野球協会会長の鈴木先生とは9月に行われる全国歯科医師野球大会の救護体制について話し合うことができ、有意義な時間を過ごすことができました。

さて、夏のスポーツです!

前にもblogで書きましたが、今の日本では真夏のスポーツは過酷というかかなり危険と言わざるを得ません。9月2日付の朝日新聞、スポーツ欄のコラム「酷暑対策 競技を越えて」には全国高校野球大会で初めてクーリングタイムが導入されたことや、テニスの全日本ジュニア選手権大会ではアイススラリーを選手に配ったり、アイスバスの導入、暑さ指数による試合の中断が導入されたことが示されています。(テニスに関しては日本テニス協会医科学委員会が東京オリンピック前から暑熱対策に積極的に乗り出していました。私も、この医科学委員会のセミナーなどに参加させていただいておりました。)

日本の夏が酷暑はいえ、学生の大会では長期の休み、特に夏休み中に大会が行われるのは仕方がないことだと思います。だからこそ、万全な対策が望まれます。

8月初めに行われた第55回全日本歯科学生総合体育大会 硬式庭球部門、通称デンタルは4年ぶりの開催でしたが、いろいろな対策が取られていました。各学校での飲料水や氷の用意、選手たちの暑熱順化など個別の対策が行われていたのはもちろん、大会要項として試合各セット間のクーリングタイム、暑さ指数の状況での試合中断(連日12時過ぎから2時過ぎまで試合が中断され、選手や部員たちはいったん宿に帰って休息をとっていました)が行われていました。これらを導入したことにより、4年前の大会では熱中症による救急搬送や試合の棄権がありましたが、主管校の昭和大学に伺ったところ、今回は搬送は一件もなかったそうです。主管校の皆さんやお手伝いに出ていたOBの皆様には感謝です。

今後も日本の夏が涼しくなることは当分ないと思われます。人類が暑さに対抗できるように変異していくか(!)、頭を使って対策を講じて対処していくか(!?)いずれにしても夏のスポーツを安全にしていくことが必要になってきます。

では、また真夏の(もう9月なんですけれど)テニスコートに行ってきます!!(失笑)

 

 

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